10%下がって、
10%上がったら
元通り?
同じ「10%」だから、戻りそう。
その感覚を、ボタンで確かめてみよう。
答えが変わるんだね。
おかねちゃんの声で聴く
家事の合間や、ひと息つく時間に。
今日のお話を、耳からも一緒に。
※耳で伝わるよう本文を一部整えています。図・クイズは本文でお楽しみください。音声を開く ↗
減ったぶんと、増えたぶん。
同じ割合なら、同じ金額?
昨日は、手数料の「%」を「円」に置き換えてみたよね。今日は、値動きの割合を見てみよう。
「10%下がったけど、そのあと10%上がった」。なんとなく、プラスとマイナスで元通りになりそう。でも、ここに少しだけ、数字のふしぎがあります。
難しい公式を覚える前に、まず一緒に動かしてみよう。増えるかどうかを当てる話ではなく、値下がりしたときのお金の見方を知る話です。
10万円を、
下げてから、上げてみる。
最初の評価額を10万円とします。下がる前と、下がった後。順番にボタンを押して、何が変わるか見てみよう。
割合を選んで、動かしてみよう。
※説明用の仮の値動きです。追加購入・売却・入出金・分配金はなく、手数料や税金は考慮しません。実際の値動きや回復を予測するものではありません。
10万円の10%は、いくらだろう?
※割合を切り替えると最初に戻ります。50%は大きな変化をイメージする例であり、最大損失や売却基準ではありません。
10万円から10%下がると、9万円。そこから10%上がると、9万9,000円。最初の10万円に、1,000円届いていません。
違うのは、
何を元にした10%か。
下がるときの元は10万円。上がるときの元は、下がった後の9万円です。
10万円の10% = 1万円
9万円の10% = 9,000円
同じ割合でも、元の金額が違う。
この例では、1万円減ったあと、9,000円増えました。足し引きする金額が同じではないので、元通りにならないんだね。
では9万円から10万円に戻るには? 増やしたい金額は1万円。その1万円が、今ある9万円の何%かを考えます。
1万円 ÷ 9万円 × 100 = 約11.1%。10%ではなく、約11.1%の上昇が必要という計算になります。
※小数第1位に丸めた表示です。正確には約11.111…%。11.1%だけ上がる場合は9万9,990円なので、表示した割合だけでぴったり10万円になるわけではありません。
体験の「20%」では、10万円→8万円→9万6,000円。8万円から10万円に戻るには、25%の上昇が必要です。「50%」では10万円→5万円→7万5,000円。5万円から10万円には、100%、つまり2倍が必要になります。
大きく下がるほど、
元の金額に戻るための割合は大きくなる。
これは計算の関係です。いつ、どこまで戻るかを教えてくれるものではありません。
「早く取り返したい」の前に、
暮らしと計画に戻ろう。
評価額が減ると、「早く元に戻したい」と思うこともあるよね。でも、必要な上昇率がわかったからといって、その値上がりが起きるとは限りません。
焦って投資額を増やしたり、より大きく動く商品に乗り換えたりすると、さらに大きな損失を抱えることもあります。今日の計算は、取り返すための買い方を決めるものではありません。
近く必要になるお金まで、投資に回していないか確認。
何に投資し、どんな理由で選んだかを確認。
値下がりした場合も家計に無理がないか、金額や分散の考え方を確認。
株式や投資信託は、元本割れする可能性があります。分散も損失をなくす保証ではないけれど、ひとつに偏りすぎていないかを考える視点になります。
「何%下がったら全員売る」「戻るまで必ず持つ」と、同じ答えを当てはめる話でもありません。使う時期、投資対象、選んだ理由が変わっていないかなどを確かめて、自分の計画を見直すことが大切です。
学ぶと、焦ったときに戻れる確認ポイントが増える。上がる商品を当てることだけでなく、自分の判断を整理できることも、お金を学ぶ価値なんです。
今日、持ち帰ることを
ひとつ選んでみよう。
値下がりや値上がりの話を見たら、どの時点の金額を元にしているか確かめよう。今日の10万円と9万円をメモしておくだけでもいいよ。
※選んだ内容は送信・保存されません。個別の売買判断を示す診断ではありません。
最初から全部をわかっていなくても大丈夫。「10%だから同じ」から、「元の金額はどこ?」に見方が変わったら、それも立派な一歩。
本や資料で知ったことを、数字を動かして確かめてみる。その小さな練習を、暮らしで使える力につなげていこうね。
増える話と一緒に、
減ったときの見方も学ぼう。
参考資料・計算について
2026年10月13日確認。一般的な金融学習です。着想参考:『マンガでわかるテスタの株式投資』p.93(資金と必要な上昇率の関係)。説明・例・図解は本記事用に再構成しています。
計算は仮の評価額による説明用の例です。入出金・追加購入・売却・分配金・費用・税金等は考慮していません。小数の表示は丸めています。将来の回復・売買判断を示すものではありません。


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