1株500円と5,000円、どっちが割安?

500円と5,000円、どっちが割安? おかねちゃんと値札 未分類
おかねちゃんおかねちゃんお金の話。14
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値札の、その奥をのぞこう。

1株500円と5,000円、
どっちが割安?

「安く買えそう」と「お得そう」。
似ているふたつを、見比べる時間。

円のコインを持つおかねちゃん値段のほかに、
何を見よう?
ふたつの値札を、見てみる
おかねちゃん
LISTEN & LEARN

おかねちゃんの声で聴く

家事の合間や、ひと息つく時間に。
今日のお話を、耳からも一緒に。

約5分

※耳で伝わるよう本文を一部整えています。図・クイズは本文でお楽しみください。音声を開く ↗

「この株、1株500円だって」
「あっちは5,000円。こっちがお得かな?」

値札を見ると、つい小さい数字に目がいく。お買い物でも、そんなことはあるよね。

でも、株では「1株の値段が低い」だけで「割安」とは決められません。今日は、値札の横にもうひとつ数字を置いてみます。

おかねちゃん前回は「結果と期待」。今回は「値段と利益」だよ。「何と比べて?」がわかると、数字の見え方が変わるんだ。

値札だけでは、
まだわからない。

架空のミント社とピンク社。同じ業種の2社を、同じ時点・同じ1年間の利益予想で比べるとします。

まずは値札だけ。次に「利益も見る」をタップして、見える情報を増やしてみよう。

ミニ体験|値札の裏を、のぞいてみよう。

ミント社

1株の値段500円
1株当たりの予想利益?
値段は利益の何倍??利益を見てから比べよう

ピンク社

1株の値段5,000円
1株当たりの予想利益?
値段は利益の何倍??利益を見てから比べよう
500円のほうが、1株の値段は低い。

でも、その値段が会社の利益に対して割安なのかは、まだわかりません。②をタップしてみてね。

※2社・金額・予想は説明用の架空例です。③はミント社の利益予想だけを変えた別の仮定で、実際の業績推移ではありません。どの場面も株価は固定。値動きや購入先を予測するものではありません。

②では、500円のミント社が利益の50倍。5,000円のピンク社は利益の20倍です。この利益との比較では、ピンク社のほうが相対的に低い倍率になりました。

一方、③の仮定ではミント社の利益を50円にすると、倍率は10倍に。同じ500円でも、利益が違えば見方は変わる。値札だけで決められないのは、こういうことなんだね。

ここでの「1株の値段」と、実際の取引で必要な購入額は別です。購入単位や手数料などは、取引するサービスで確認します。

今日の新しいものさし。
「利益の何倍?」

さっきの比べ方には、PER(ピーイーアール)という名前があります。日本語では「株価収益率」。難しそうだけど、まずはこの見方だけで大丈夫。

1株の値段 ÷ 1株当たりの利益
= PER(何倍か)
②のピンク社なら、5,000円 ÷ 250円 = 20倍

会社全体の利益をそのまま使うと、会社ごとの株数の違いをそろえられません。だから、値段も利益も「1株当たり」にして比べます。

「1株当たりの利益」って、もらえるお金?

1株当たりの利益は、会社の純利益を1株分に換算した数字。EPS(イーピーエス)とも呼びます。基本的には、純利益を期中平均の株式数で割って求めます。

その金額が、そのまま配当でもらえるわけではありません。会社の利益と、株主に支払われる配当金は分けて考えてね。

参考:JPX「1株当たり当期純利益」

PERは、利益に対して株価がどのくらいの水準かを見る道具のひとつ。さっきの例なら「20倍と50倍で、なぜこんな差があるんだろう?」と、中身を調べるきっかけになります。

参考:JPX「株価収益率」

低い数字を見つけたら、
次は「なぜ?」へ。

「じゃあ、PERが低い会社を選べばいい?」
そこも、数字だけでは決められません。次の3つを一緒に見てみよう。

  1. 01 同じ条件で比べている?

    業種によって倍率の水準は違います。似た事業の会社か、利益の対象期間は同じか、実績と予想が混ざっていないかを確認。

  2. 02 利益は、続きそう?

    たまたま資産を売った利益など、一度きりの要因で数字が大きくなる場合も。何でもうかったのか、今後の見通しも会社の説明で確かめよう。

  3. 03 期待や心配は、何だろう?

    高い倍率に成長への期待が含まれることもあれば、低い倍率に将来への心配が表れていることも。「低い=必ずお得」とは言い切れません。

おかねちゃん前回の「期待」の話、ここでもつながるね。数字は答えを決めるボタンというより、会社に質問する入口だよ。
「PER20倍」なら20年で元が取れる?

そう約束された数字ではありません。利益は毎年変わり、すべてが配当として支払われるわけでもなく、売るときの株価も変わります。

また、予想利益は確定していません。赤字や利益がゼロの会社は、通常のPERで同じように比較できません。表示が「―」だから、お得という意味でもないよ。

PERを知っただけで、買う会社を決めなくていいんです。「安いって、何と比べて?」と聞けるようになる。それが今日の収穫。

参考:SMBC日興証券「株価の水準は?~割高?割安?~」

学びに、楽しさ。

値札に、質問を
ひとつ足してみよう。

ミニクイズ
「1株の値段が低いから、割安な株だよ」
どう受け止める?

気になる答えをタップ。

500円のミント社を、思い出してみよう。

今日の小さな一歩は、気になる会社の情報ページで「PER」「1株当たり利益」という言葉を探すこと。買うためではなく、読めるところをひとつ増やすつもりで。

見つけた数字:PERは何倍?

数字の条件:実績? 予想? いつの利益?

次の疑問:その利益は、何から生まれた?

全部わからなくても、「この予想は誰のもの?」とメモできたら前進。わかったことを自分の言葉で説明できると、人のおすすめも少し落ち着いて聞けるようになる。

わたしの、今日の発見。

※このページで選んだ内容やチェックは、送信・保存されません。

「なんとなくお得」から、
「理由を知りたい」へ。

家族の楽しみも、自分のこれからも大切にしたい。だから、お金を動かす前に少しずつ学ぶ。その時間も、自分で選べる未来の準備になるよ。

次は、「配当金」の話。

「配当が多い株なら、お得なの?」
受け取るお金と、その裏で確認したいことを見ていこう。

おかねちゃん

値札の先に、
新しい発見を。

おかねちゃんのお金の話。
参考にした資料

2026年9月29日確認。会社・数字・場面は説明用の架空例です。特定の銘柄の購入を勧めるものではありません。株式は値下がりし、元本割れすることがあります。

JPX「株価収益率」/JPX「1株当たり当期純利益」/SMBC日興証券「株価の水準は?~割高?割安?~」

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